「琴平神社」筑後市熊野
琴平神社の入り口は少しわかりづらいのですが上記の写真のような大きな灯篭があり、これが目印になりやすいと思います。上記の写真のような状態であれば大きなのぼりも目印になっているのですがこちらは期間限定ですので灯篭を目印にするのが無難だと思われます。
神社には駐車場がない事が多いのですが琴平神社には上記の写真の通り、かなり広い駐車場があります。駐車場に行くには大きな灯篭から右折して中に入り、鳥居の右側にあるコンクリートの道に入る必要があります。少し上り坂になっているので先が見えにくいのですが駐車場の隣には大きな木があるのでそれも目印になるかもしれません。
琴平神社には拝殿・本殿までの参道にふたつの鳥居がありますが、複数の鳥居がある場合は一般的には最初の鳥居を「一の鳥居」二番目の鳥居を「二の鳥居」と呼びます。
拝殿・本殿の写真を見ると分かるのですがかなり立派な建物であるにも関わらず、現在(2019年1月)、屋根の殆どがトタン屋根となってしまっています。しかもかなり錆びてしまっているので次の屋根の張り替えの際には立派な 銅板の屋根になる事を望みます。
また、右側面から見ると拝殿の屋根が大きく傾いてしまっているのが分かり、補強の為の柱が屋根の下に立てられています。本殿に関しても背面には複数本の補強材が見られます。
本殿を囲う玉垣も一部壊れてしまっており、現在は鉄柱とロープで囲っている状態となっています。
大きな建物なので遠目で見るくらいではあまり気づかないのですがひとつひとつ見ていくと琴平神社の拝殿・本殿はかなり老朽化が進んでいる事が分かります。
参道の途中にある「手水舎」です。屋根を4本の石の柱が支えており、竹の柄杓と鏡餅が置かれていました。竹で出来た水の注ぎ口は筑後市の神社では非常に珍しいのではないでしょうか。
本殿の裏側、巨木の隣にある末社です。こちらにも鐘とさい銭箱があります。
この巨木は非常に立派なもので筑後市の名木百選に指定されていてもおかしく樹木でしたが木の根元に名木百選の杭は打たれていなかったので現状、名木百選には指定されていないようです。
拝殿・本殿の付近にある石碑です。肉眼でもはっきりわかるほど傾いていました。
こちらの末社の隣には「天満宮再建」と書かれた記念碑が立てられていました。琴平神社とどういった関係があるのかは分かりませんが、この記念碑に描かれている建物は太宰府天満宮のようです。
琴平神社には2本の巨木やふたつの鳥居、大きな拝殿・本殿もあり、全体としてはかなり立派な神社となっていますが、細かく見ていくと老朽化が進んでいる部分もあり、補修や改修が必要な箇所もあるようです。琴平神社の付近には「鬼の修正会」で有名な熊野神社がありますがこちらの神社も立派な姿に戻る日が来るといいですね。
以上、筑後市熊野にある神社「琴平神社」のご紹介でした。
店名 | 琴平神社 |
住所 | 〒833-0055 福岡県筑後市熊野1521-1 |
駐車場 | あり |