「筑後市郷土資料館」筑後市の歴史の詰まった資料館
今回は筑後市水田(水田天満宮の傍)にある「筑後市郷土資料館」をご紹介したいと思います。
「筑後市郷土資料館」は筑後市の歴史的な資料を多く展示し、筑後市の偉人なども紹介している資料館です。
1階のフロア
一階のフロアではかつて筑後市で走っていた矢部線に関しての資料を展示しています。
矢部線は昭和20年の12月に開通し、主に貨物を運んでいましたが貨物だけでなく八女農業高校や八女高校、黒木高校などの通学生も利用していたようで多い時には定員86人に対し200人以上が乗車していたそうです。
昭和32年の日向神ダムの建設時にはセメントの需要が増大し矢部線の利用は最盛期となりましたが高度成長に伴う人口の都市集中化などによって矢部線のようなローカル線は利用者が減り赤字路線となっていったそうです。
その後、地元の人に愛された矢部線も昭和60年の3月31日に廃線となりました。
2階のフロア
2階にある部屋のひとつに行くと鬼瓦や狛犬の他、筑後市で出土した沢山の古い土器などが展示されています。
2階の別の部屋には昔使われていた様々な農機具の他、和傘を作る為の道具や和紙の制作方法などについての展示があります。また、筑後市出身で当時、大きな社会貢献があったとされる人物の紹介なども行われています。
展示物に関してはあまり多くはありませんが大まかな筑後市の歴史についても学ぶ事ができ、当時使われていた様々な道具からは厳しい環境におかれていた人々の生活する上での苦労などもイメージでき、わずかではありますが共感する事ができた気がします。
詳細については直接、筑後市郷土資料館を訪ねられてから見学する事をおすすめします。特に筑後市で生まれた筑後市出身の方であれば一度は行っておきたいスポットですね。
以上、「筑後市郷土資料館」のご紹介でした。
名称 | 筑後市郷土資料館 |
住所 | 〒833-0027 福岡県筑後市大字水田17-2 |
TEL | 0942-53-8246 |