「天満神社」福岡県筑後市島田
天満神社は筑後市島田は農地に囲まれたのどかな場所にある神社ではっきりとそれだと分かるような駐車場もない為、この神社も近隣に住む人以外にはあまり知られていない神社だと思われます。
少し見た感じではしっかりとしている鳥居に見えるのですが、上部を金属板で補強してあるので上部の結合部分が経年劣化で少し緩んできているのかもしれません。
鳥居をくぐった先にある石橋です。この石橋の下には川があったような跡がありました。手すりもなく、強度的にも少し不安を感じるような石橋だった為、この橋はかなり慎重に渡りました。
石橋の右手側です。川があったと思われる場所の縁には細かい石が積まれていて角の近くには小さな階段があります。
こちらは石橋の左手側です。こちらには綺麗に四角にカットされた石を積みあげた石垣が見られました。丸石が先にあったのか石がカットされた石が先にあったのかは少し見ただけではよく分かりませんでした。
また、これは後で写真を見返して気づいたのですが石垣の傍に鳥居から落ちたと見られる扁額が転がっていました。
上部が欠けていますがここにはおそらく「天満神社」と書かれていたと思われます。鳥居からは少し距離があるのでどのようにして鳥居から外れてここに転がってきたのかはちょっと想像できません…しかし、自然に落ちて転がっても到達できる距離ではあると思います。
橋を渡るとすぐに「門」があり、他の神社の門と同じように門の中には空間がありました。
門の中の空間には多くの場合、木製の像か狛犬が置かれているのですが、そのような物の姿は見る事が出来ませんでした。
しかし、青々とした植物が飾られており、今も近隣住民の手によって定期的に手入れをされている事が分かります。
門の先にはコンクリートで固められた参道があり、その参道を少し進むと拝殿にたどり着きます。島田の天満神社の拝殿はかなり特殊な形をしており、右側面だけ大きく張り出した形をしています。なぜ、このような形状になってしまったのかは分かりませんが、筑後市にはこのような形の拝殿は他にはないと思います。
また、現在はさい銭箱などは置かれていませんでした。
門のすぐそばにある手水舎です。これはかなり新しいもののようで屋根のない雨ざらしにも関わらず、表面がきれいだったので定期的に掃除されているような感じがしました。
拝殿の左手側には舞殿が建てられていました。状態から見て現在は使用されていないと思われます。屋根の瓦部分から大量の植物が生えていますが床が腐っていないので大きな雨漏り等はないようです。
こちらは境内に生えていた樹木です。神社にあるものとしてはあまり大きなものではありませんが立派な木です。
拝殿の右手側にある樹木です。こちらは比較的、若い樹木のようです。
本殿の右側には壊れた灯篭が積まれていました。地震の際などに倒壊したので片づけられたものでしょうか?鳥居の扁額も同じタイミングで落ちたのかもしれませんね。
本殿の裏側には竹林が広がっており、竹林の中には変わった形の石祠?がありました。誰かがいたずらをしたようで中には石が詰められ、上部には別の所から持ってきたと思われる石が乗せられていました。
島田の天満神社は筑後市民でも近隣に住まれている方以外は殆ど見かける事すらない神社だと思われますが、今も人の手によって手入れをされている形跡があり、しっかりと受け継がれてるのだなという印象を受けました。
以上、筑後市大字島田にある神社「 天満神社 」のご紹介でした。
名称 | 天満神社 |
住所 | 〒833-0037 福岡県筑後市大字島田1 |
駐車場 | 無し |